15日公表された、アジアの一部国家・地域を対象に実施された年間トレンド調査の結果によると、中国人が受ける各種ストレスは日増しにその圧力を増しており、多くの大陸部の被調査者は、よりゆったりとした生活リズムを希望していることが明らかになった。「中国新聞網」が伝えた。

「Eye On Asia TMアジア探索」と銘打った本プロジェクトの年間トレンド予測データ報告は、世界最大の総合広告会社のひとつ、グレイ・グローバル・グループが発表した。本調査の対象となったのはオーストラリア、日本、中国大陸部、香港、台湾、シンガポール、インドネシア、フィリピン、インド、ニュージーランド、タイ、韓国、マレーシア、ベトナム、スリランカ、バングラデシュの計16カ国・地域。

中国大陸部では主に、北京、上海、広州などの都市住民を対象に調査が行われた。被調査者の94％が「現代生活のストレスは非常に大きい」と答え、左記の数字は、生活リズムが速く、ストレスも比較的大きいとされる日本、韓国、シンガポール、香港を上回った。さらに89％の人が「よりゆったりと生活したい」と回答した。

調査では、北京、上海など大都市の被調査者らは、毎日のようにプレッシャーに抑えられ、片付けなければならない用件は山ほどあり、住宅ローンなど問題もあわせ、これらの重圧の下、人々は「よりハッピーな生活」を望んでいる。

調査を行ったグレイ・グループによると、中国人の生活によるストレスは比較的大きいものの、調査対象となった全16カ国・地域のうち、中国大陸部住民の未来に対する期待指数は第2位であり、94％の大陸部被調査者が、「あしたは今日よりきっと良くなる」と回答、日本の45％、シンガポールの66％をはるかに上回った。

「人民網日本語版」2008年4月16日