中華全国新聞工作者協会(中国記者協会)の担当者は19日に記者の取材を受け、米CNNのキャスターのジャック・キャファティ氏が中国人を攻撃する発言を行ったことについて、「中華全国新聞工作者協会はこの発言を強く非難し、CNNとキャファティ氏本人に対して中国人に正式に謝罪するよう求める」と語った。担当者の主な発言は以下の通り。
3月中旬に西蔵(チベット)の拉薩(ラサ)で暴力事件が起きて以来、CNNなど海外メディアはこの事件に対して事実と異なる大量の報道をしてきた。またCNNキャスターのキャファティ氏は9日、サンフランシスコ聖火リレーの中継で、中国人民を攻撃する侮辱的な言葉を使った。これらのCNNの行為は客観・真実というニュース報道の原則に背くものであり、責任あるメディアのすべき行為ではない。キャファティ氏は侮辱的な発言で中国を攻撃することによって、ニュース報道の職業道徳をけがし、中国と中国人に対する自らの敵視を露呈した。
外交部はCNNに対し、不適当な発言を撤回し、中国人民に向けて心からの謝罪を行うよう、3回続けて要求している。これは中国政府の正当な要求であり、中国人民の真の希望を代表するものである。全国の華人による西側メディア偏向報道への抗議のための署名活動は、ウェブサイトやネット利用者の一部で始まってから急速に広がり、19日までに568万人の署名を集めた。一部の責任ある外国メディアも、中国を悪魔化するようなCNNの態度に対する批判的な報道を行っている。一部の海外華人と中国人留学生も、個々の西側メディアに対する抗議活動を展開している。これらの活動は、正義の側に立つ世界の人々の共同の声を表すものだ。中国に対して間違った態度を取っているメディアが問題を直視し、間違った立場を改めるように希望する。
ここ最近の西側メディアの事実と異なる報道や間違った発言の影響により、中国国内の民衆の間では不満と抗議が起こっている。中国政府と中国メディアは人々の感情をなだめるために積極的な措置を取っている。西側メディアが社会的責任の原則をしっかりと守り、世界の平和と安定を維持するための事業に励み、騒ぎを起こして人々の感情を刺激することのないよう希望する。
「人民網日本語版」2008年4月20日
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