中国共産主義青年団はこのほど、五四運動を記念した中国青年節の半日休暇の適用範囲を14歳から28歳までとすることを発表した。このニュースは広まるとすぐに人々の議論の的となり、「28歳を超えたら青年ではないのか」といった疑問を呼んでいる。青年団中央委員会の担当者は22日、「人々の反応はすでに調査・収集されており、これについて近いうちに説明する」とした。「北京晨報」が伝えた。
29歳になったら青年ではないとでもいうのか――多くのネット利用者らは、「青年」の範囲を14歳から28歳までとする区分方法には根拠がないと主張する。あるネット利用者は、「『中国青年五四賞』の対象は『14歳から40歳までの中国人青年』とされている」と指摘している。同中央委員会権益部法制処の担当者はこれに対し、「14歳から28歳までという規定は青年節の休暇対象者に限ったものであり、『青年』そのものの範囲を定義したものではない」と説明する。国務院の休暇案では当初、「青年節」の対象者を「青年学生」に限るとしていた。半日休暇を設けたのも、五四運動を記念して行われる行事への参加を若者に促し、歴史的な記念日を送ることを奨励するねらいだった。そのため今回の年齢設定も学習年齢にある青年を主な対象とするものとなったのだという。
「人民網日本語版」2008年4月23日 |