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仕事観調査(1)6割が現状に不満
発信時間: 2008-04-30 | チャイナネット

「50歳で退職して、京劇三昧の生活を送りたい」。「国際先駆導報」と新浪網がこのほど行った仕事観に関する調査で、会計士の李さん(27)からこのような回答が寄せられた。同調査は今月23日の午後0時を締め切りとして、インターネットを通じて行われたもので、ネットユーザー3263人が回答し、興味深いデータが集められた。「国際先駆導報」が伝えた。

「仕事を選択する際、最初に考える要素はなにか」との質問(複数回答)に対しては、半数以上の人が「収入と仕事のハードさとが見合っているか」「将来性はあるか」「興味のもてる仕事か」の3点を挙げた。ここから中国の青少年が仕事を選択するに当たり、さまざまな要因を総合的に考えていることがわかる。

山東省莱陽市で貿易に従事する祝幻賓さん(32)は「興味をもてるかどうか、経営者と話が合うかどうか、給与がいいかどうかを最初に考えてから、選択肢として残す」と答えた。浙江省杭州市の工場労働者・劉永恭さん(24)は「最も気に掛けるのは興味があるかどうか。興味があれば仕事は楽しくなる」とし、エンジニアの謝さん(26)は今後の発展性を最も重視するとし、「私は若いから将来性が重要。よい仕事はよい学習のチャンスを与えてくれ、開放的な労働環境を備え、かつ個々人に対応した管理を備えているはず」と答えた。

広東省深セン市の工場労働者・劉二飛さん(24)は「一番関心があるのは給与と仕事のハードとが見合っているかどうかだ。4年半働いて、仕事は相当ハードだったが、給与は4年前より増えている」と回答した。

また回答者の約4割が「職位が安定しているかどうか」を挙げた。公務員の劉さん(27)は「安定した仕事は家庭を作り、子供を育てるのによい」と答えた。

「現在の仕事に満足しているか」との問いには、6割強が「満足していない」と答えた。事業機関に勤める王さん(29)は「収入が少なく、自分の価値を活かせない。仕事は楽だが、まるで隠居生活だ」と話す。

「満足」とした人は2割を超えた。貿易に従事する趙さん(30)は「自分は今の会社で発展していけると思うし、会社にも将来性があり、なかなかいいと思っている」と答え、福建省福州市の事務職・朱興全さん(23)は「仕事でたくさんの外国人と交流でき、いろいろなことを学べて、大変よい」と答えた。

「人民網日本語版」2008年4月30日

 

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