今回の調査データを2人の職業コンサルタントに分析してもらった。それによると、今回の調査は社会を映し出す「スピード写真」だという。若年層は職業選択で給与を重視し、多くの人が若いうちにより多く稼ぎ、できるだけ早く退職したいと考えている。仕事に関して、倦怠期に入る時期が早まりつつあるといえる。
調査によると、回答者が最も関心を寄せる職業選択の要素は収入だった。北大青鳥職業訓練センターの顧問を務める譚さんは「今の若年層は職業選択に際して『生きること』を最も重視しており、生活の質に対する要求が高い。生活コストの上昇を受けて、収入が最も実際的な問題として浮上する」と話す。回答者の4割が50歳で退職したいとしていることについては、譚さんは「今の社会の発展ぶりは、すべての従業員に各自の職責を全うすることを要求しており、そのため仕事のハードさが高まっている。多くの人が出来るだけ早くのんびりした生活に入りたいと考えるのは自然だ」と話す。
譚さんによると、すべての従業員が会社に対し何らかの不満をもっているが、これは子供が親に不満を抱くようなものだ。6割の人が仕事に不満と答えてはいるが、これは現在の仕事を辞めるということではないという。
「人民網日本語版」2008年4月30日
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