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穀物倉庫から都江堰桂林村へ、救援食糧配給事情(1)
発信時間: 2008-05-29 | チャイナネット

四川省都江堰市糧食局の蘭曦・局長は28日午前、同市崇義穀物倉庫で、「今回配給される救援食糧は、成都でまとめて加工された後、都江堰まで運ばれる。これらは、今回の地震で住む家を失い、生産手段や経済源を断たれた被災住民に配られる」と語った。

救援食糧は28日から毎日、午前中に成都を経由して都江堰まで運ばれている。中間プロセスを減らすため、崇義穀物倉庫で登録・計数後、配給現場に直接送られる。

正午ごろ、成都からトラック3台に満載された救援食糧20トンが崇義穀物倉庫に運びこまれる。

蘭局長は、「これら20トンは、配給第一弾の一部にすぎない。ほとんどの郷・鎮ではこれでは足りず、900トン以上、最低でも100トンは必要だ。今回配給される加工済み食糧は計約7千トンで、米が80%で小麦が20%となっている」と語った。

蘭局長は、都江堰市民政局による詳細な事実確認の結果、全市約20の郷・鎮で救援食糧の配給対象となる被災者の人数をほぼ確定していると語る。しかし、「余震が絶え間なく続いている状況から、すでに家屋が倒壊した人、余震で倒壊する可能性が高い人など、補助金・救援食糧の受給者数は変動しており、最終的な数字はまだ確定していない。配給しながら、対象人数を確認する以外に方法はない」とも説明している。

午後12時30分、簡単な登録と係数が終わり、食糧運搬車は28日の配給地・胥家鎮桂林村を目指し疾走した。

「人民網日本語版」2008年5月29日

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