それより前の世代から見ると「80後」は幸福な世代だ。「80後」世代の多くの消費概念は「自分の快適さのためにお金を使わないのなら、何のために稼いでいるのか」といったものだ。車の購入も以前の世代の人にとっては慎重に考慮すべき事だが、「80後」にとっては大きな玩具を買うのと同じように簡単なことなのかもしれない。「80後」は一般的に、何年もかけてお金を貯めてから車を買うというのは、遅れた消費概念だと考えている。こうした見方こそ、以前の世代が「80後」を未成熟で、考えが幼いと見る原因だ。
「80後」世代の消費は一般に両親の援助を受けている。これは幸福だが、インターネット利用者から批判される点でもある。「パラサイト」というレッテルが「80後」に使われることが多いが、こうしたレッテルは「80後」の若者にとっては不公平だ。実際「80後」世代の中にも既に夫、父親となっている。こうした人々は家庭を支える能力を持ち、逆に自分の父母を養う役割を担っている。自分の能力で車を購入した「80後」も一般的となっている。中国の父母の多くは自分の経済状態に余裕があれば、自主的に子供を資金援助して子供がよりよい生活を送れるようにするのだが、これは外国の父母の意識とは異なるとも言える。
「人民網日本語版」2008年6月11日 |