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卒業後は就職より結婚 「卒婚族」(1)
発信時間: 2008-06-20 | チャイナネット

卒業を間近に控えた女子大生(4年生)の林さんは、いつも宿舎のルームメイトと次のような冗談を言い交わしている。

「ねえ、卒業して誰が一番早く結婚するか賭けてみない?きっとあなたよ!」

現在、大学を卒業する学生は仕事を探すことにはそれほど焦らず、それよりもまず結婚を選ぶことがますます多くなっていることが分かった。彼らを「卒婚族」という。上海の夕刊紙「新民晩報」が伝えた。

▽「卒婚」者は、少数ではない。

林さんの宿舎では、誰もが「卒婚」の候補者となっているようだ。

李さんとそのボーイフレンドは、すでに付き合って3年になり、二人はとても仲がよく、だから一番早く結婚する人が、李さんであるということは、間違いないようだ。しかし、張さんの「潜在力」も小さくなく、彼女は思い立ったらすぐに行動するので、「突然の結婚宣言」となる可能性も高い。また、金さんの願望は、良妻賢母となることで、早くから卒業後はまず家庭に入り、将来はその後に考えるとしている。林さんも最近新しくボーイフレンドができ、二人の気持ちも日に日に深まっている。

ネット上でも、「卒婚族」に関する討論がヒートアップしてきている。ハンドルネームjoojさんは、「結婚は大学時代の美しい愛情を堅持するひとつのやり方だ」という。彼女とそのボーイフレンドの実家はそれぞれ河南省と広西壮(チワン)族自治区にあり、二人は上海に来て仕事を探す中で、上海では生活コストが非常に高くつくことを発見した。そこで、「部屋を共同で借り同居したら、一面では支出は低く抑えられるし、もう一面では互いに助け合える」ことを考えた。二人は、結婚証明書も工作証より早く手にしている。

 ▽大多数の人が支持

  このほど、人材斡旋の専門ウェブサイト智聯招聘網が7千人あまりの人を対象に行ったあるアンケート調査で、8割以上の人が「卒婚」に対して、どちらでもよいあるいは明確に支持するという態度を持っていることがわかった。彼らの考え方は、結婚と就職はどちらが先が後かは重要ではなく、結婚するかしないかは二人の感情の進展状況を見なければならない、また、結婚したら、人間はかなり落ち着くものだとしている。ネット仲間の凌風さんは、「キャンパスで育む感情はもっとも純粋なもので、なんら不純なものが混じっていない。このことから、ぐずぐずしていて好ましくない変化が起こらないように、早いうちに結婚するのがよい」という。別のネット仲間の紫薇さんは、「もし、仕事をして数年後まで待っていると、お金ができ、結婚を考え直し、おそらくすべてが変わってしまう。この世の中には予測のつかないことが非常に多い」と述べる。

「人民網日本語版」 2008年6月19日

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