広西チワン族自治区百色市の右江鉱務局那読炭鉱で21日午後3時半頃、坑道掘削現場が浸水する事故が発生した。この事故で炭鉱労働者49人が坑内に閉じ込められた。鉱山救助隊の捜索を経て、22日午後6時までに13人が救出され、23日午前0時までに7人が遺体で発見された。現場では残る29人の捜索が全力で進められている。
那読炭鉱は以前、百色市田東県の国有企業に属していたが、1996年に右江鉱務局に合併された。03年2月には、生産システムの改修と拡張を経て、新たに操業を開始した。現在は右江鉱務局の8カ所ある鉱山のうちの1つ。低ガス坑道に属し、正式な操業許可を経ている。
国家安全生産監督管理総局の王君・局長と国家炭鉱安全監察局の趙鉄錘・局長は21日夜、作業チームを率いて現場に到着し、広西自治区政府の指導者と共に、緊急修理?人員救援活動を開始した。閉じ込められた作業員の救出に全力を尽くすようにとの指示がなされた。
坑内では現在、救援チーム10組と交通部南中国海救援局の合わせて100人以上が救出活動を続けている。現場に酸素を送るため、すでに2000メートル以上の通気筒が設置された。
「人民網日本語版」2008年7月23日 |