ホーム>>社会>>教育
天津 子供の大学付近に保護者も「引越し」
発信時間: 2008-08-27 | チャイナネット

 

▽「付き添いの保護者」がサービス市場を形成

調査によると、各大学周辺にはほとんどと言っていいほど、比較的大きな市場が存在し、大学の学生と付近に住む教師世帯向けに飲食物や農産品を販売したり、小規模商店、日用用品商店などを経営している。こうした市場の経営者の多くは子供に付き添って引っ越してきた保護者だ。

南開区四季村農産品取引市場では、果物や菓子、副食品などを売る販売スペース43カ所の半分を地方出身者が経営している。こうした経営者はいずれも天津の大学に子供が進学したために天津へ来て生活している人達で、これら商売が生計を支える手段となっている。これら経営者は様々な地方の出身なので、それぞれの故郷の特産品を販売することが多く、大学周辺に新たなビジネスチャンスを多くもたらしている。

天津市の大学周辺に出現する「付き添い」現象について、天津理工大学社会学院の段学芬院長は次のように述べている。第一に、保護者は子供の成長を非常に重視している。子供の一部は生活能力が劣り、家から遠く離れた大学へ進学するのを保護者が心配して一緒に付き添って暮らす気持ちは理解できる。第二に、一部の学生にとっては保護者の「付き添い」は必然的だと言う事ができる。自制心が弱く、インターネットや恋愛に溺れて学習をおろそかにする学生もおり、保護者が一緒に付き添って子供の学習を監督することは、一定の効果をもたらす。

「人民網日本語版」 2008年08月27日

     1   2  


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 都市部と農村部で義務教育の無料化を実現

· 四川大地震の被災地の学校、9月1日に授業再開

· 上海 学生の新学期用品がグレードアップ

· トランポリン「金」の選手ら、大学へ「五輪枠入学」

· 16歳男子、株売買の能力でケンブリッジ大合格