ホーム>>社会>>教育
大学キャンパスと金融危機
発信時間: 2008-11-14 | チャイナネット

 

(3)不況に苦しむ「学生店長」 

インターネット上で商店を開いた学生店長も、金融危機の影響を受けている。上海大学に通う劉さんは07年から、ショッピングサイト「淘宝」で化粧品の販売を始めた。扱う品が国外の有名ブランドばかりで、価格も比較的安いため、若いOLたちからの注文が集まった。販売が好調な時には1カ月で100個近くの注文が殺到し、生活費を十分にまかなうことができた。だがここ2カ月というもの、売れ行きは急激に落ち込んだ。割引もしてサンプルもつけたにもかかわらず、注文数は月10個にも満たない。

「多くのなじみ客が経済的な困難を抱えているようだ。今後の生活に対処するための貯蓄を急いでいて、数千元もする化粧品を買う余裕などとてもない」。劉さんによると11月の注文はまだない。「私が店長でいられるのも長くはなさそう。おとなしく家庭教師でもやるつもりです」。

劉さんの友人には、洋服や化粧品などをネット上で販売する「学生店長」が少なくない。だが金融危機の発生以降、いずれも売れ行きの急激な落ち込みに直面している。仕方なく店を閉め、大学での勉強に専念する人もいる。「大学生のやるべきなのは自分の能力を高めること。実力があればどこに行っても心配ない」。

「人民網日本語版」2008年11月14日

     1   2   3  


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 急成長する中国の海外留学市場

· 広東省、大学生就職難の解決のために800万元拠出

· 女子大学院生の心理調査

· 「90後」大学新入生調査

· 専門家、「英語重視・母国語軽視」の現状に警鐘