創立90周年を迎える南開大学では21日、数百人の教師がキャンパスにある周恩来の石像の前に集まり、青年時代に周恩来が書いた詩を朗読して、創立90周年記念イベントの「傑出南開人物月間」が「周恩来の日」にスタートした。
1カ月のあいだ開催される「傑出南開人物月間」には、教職員や学生たちによる展覧会や報告会、著名人による講座、デジタル展示、巡回講演、記念演劇公演、映画の上映などが開催され、不朽の功績を残した南開出身の著名人である周恩来(新中国最初の総理)、楊石先(化学者で元南開大学学長)、于方舟(革命家で中国共産党天津組織創始者の一人)、曹禺(劇作家)、呉大猷(物理学者)、鄭天挺(歴史学者、教育者)、陳省身(数学者、教育家)、劉東生(地質学者)、滕維藻(経済学者、元南開大学学長)、張伯苓(教育者で南開大学の創設者)に敬意を表す。
21日に行われた「周恩来の日」のイベントには、周恩来の生涯の業績をたどった展覧会や、毛沢東と周恩来の英語の通訳を担当した唐聞生氏、南開大学外国語学院院長である林麗韞氏の両氏による「周総理の側での日々を回顧する」というテーマの講演が行われ、「恩来精神」のデジタル展示などが開催された。
南開大学の陳洪常務副学長は、「『恩来精神』は奮い立って祖国のために奉仕するという愛国主義を代表し、非常に謙虚で人の意見をよく聞き入れ、包容力があるという南開の精神と密接に関係している。新中国成立60周年と創立90周年を祝うにあたり『周恩来の日』のイベントは、若い学生たちの愛国への情熱をかき立て、南開の伝統的な教育を伝承していくために非常に重要な意義を持つ」と語った。
「チャイナネット」2009年9月23日
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