チベット自治区衛生庁は6日、新型インフルエンザの患者が4日に死亡したことを発表した。これは、中国疾病予防センターですでに確認が取られ、中国で初めての新型インフルエンザによる死亡者となった。
国務院は事態を重く見て、「保健部門は、重症患者の治療について、地方への指導を徹底するよう、衛星当局に指示を出した。衛生部は6日、テレビ電話会議を開き、現在の新型インフルエンザの感染状況や最近の重症患者および死亡者数について説明するとともに、インフルエンザ防止策の見直しをはかった。
また、衛生部は重症患者の発見、治療、感染の発見と治療に重点を置き、重症患者や死亡者の減少に努めるよう、各地の医療衛生機関に求めた。さらに、20万人分のワクチンを緊急調達し、航空機でラサに運んだ。このほか、ここ数日中に、西部の辺境地区と高原地区にワクチンを優先的に手配することにしている。
なお、死亡したのは、ラサ市に住む18歳の女性だ。3日、咳、喉や全身の痛みなどのため、県病院で診察を受けた。入院したその日、40度の高熱が出たため、抗ウイルス剤、抗炎症剤が投与された。4日朝3時20分、容態が急変し、死亡したということである。
「中国国際放送局 日本語部」 2009年10月7日 |