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中国語教育の「簡・繁論争」、米国の高校に波及
発信時間: 2009-10-20 | チャイナネット

中国大陸部からの米国への移民がこの10年で大幅に増加したことから、米国の高校の授業が繁体字を中心に行われていた状況は、簡体字主導に完全に逆転している。

米国の中学・高校の中国語教育において、簡体字を使うか繁体字を使うかという論争(「簡・繁論争」)は、この10年間休むことなく続けられてきた。文化面から見た「簡・繁論争」は昔からあり、かなり激烈な戦いが繰り広げられていた。しかし、実のところ、様々な主張のほとんどが学生の家庭環境と極めて密接な関係があった。長年繁体字を使って生活してきた中国台湾出身の中国人移民家庭は、中国語授業に繁体字を採用するよう学校に求めるのはもっともだ。米国の中国語教育は1990年代まで、繁体字を主に用いてきた。1994年に実施された139校を対象としたサンプリング調査によると、中国語の授業に繁体字を使う教師は40%、簡体字を使う教師はわずか17%だった。

しかしその後、中国大陸部の経済力が高まり続けるに伴い、米国への大陸部移民も大量に増加したため、米国では公立・私立に関係なく、簡体字による中国語教育に対するニーズが「噴出」した。

全米中等初等学校中国語教師協会(Chinese Language Teachers Association of Secondary-Elementary. Schools)が2007年に263校を対象として実施したサンプリング調査によると、中国語の授業に「簡体字のみを使用」している学校は約50%、依然「繁体字のみを使用」しているのはわずか11%だった。その他は、簡体字と繁体字を併用し、異なった文字を使用する学生の両方のニーズに対応していた。

「人民網日本語版」2009年10月20日

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