清華大学国学研究院が1日、創立された。清華大学は、同研究院が世界に大きな影響力を持つ中国文化研究センターとなり、中国文化研究のために超一流の国際化プラットフォームを提供するよう尽力する方針。陳来教授が同研究院の初代院長に就任した。
清華大学の謝維和・副学長によると、清華研究院国学部(清華国学研究院)が1925年に創立されたという。同研究院は諸事情により1929年に閉鎖された。わずか4年間に巣立った約70人の卒業生のうち、50数人が中国人文学界の著名学者となった。清華国学研究院で学生指導を担当した王国維、梁所髓エ、陳寅恪、趙元任の各教授は、後に「四大指導教師」と称された。同研究院における研究は、当時最高レベルの中国国学研究を代表するもので、その教育の面で収めた業績も、中国近代教育史に輝かしい足跡を残した。清華国学研究院の古き良き精神を受け継ぎ、清華大学の中国文化研究を全面的に促進する目的で、清華大学は国学研究院の創立を決定した。
清華大学に属する学際的研究機関の清華国学研究院は、体制改革を推進し、学際総合研究を進めていく計画。同研究院の三大講座には、哲学・文学・歴史学各分野における世界最高レベルの研究家が招かれる。彼らは、清華大学に長期滞在し、特別専門テーマをめぐり、講演や国内研究者との深いレベルでの交流を繰り広げる。
「人民網日本語版」2009年11月2日 |