教育部がこのほど通達した2010年修士学位大学院生募集業務遂行に関する通知によると、中国は来年から優秀四大卒業予定者の専門課程大学院への推薦制度を実施し、専門学位推薦学生の人数、比率を徐々に増やしてゆく。
同通知は、国内修士大学院生教育を従来の学術型人材中心の育成から、応用型人材中心の育成への戦略的転換を積極的かつ穏当に推進すべきだと指摘している。摘要は次のとおり。▽国務院学位委員会の認可を経て設立された2010年度専門学位の種類および分野については、いずれも学生募集を行うことができる▽学生募集単位による学術型大学院生および専門学位大学院生の募集人数についてはそれぞれ確定する▽学生募集の新規増加枠は主に、全日制専門学位大学院生の募集に充てる▽専門学位が授権可能な各学生募集単位は今年の人数を基数に、5%から10%の割合で学術型学生募集人数を減らし、調整分についてはすべて専門学位大学院生の募集に充てる。
教育部関連責任者によると、専門学位大学院生教育の発展は中国経済社会の発展に伴いハイレベルの応用型人材の需要が切迫しており、また大学院生教育科学の発展と大学院生の自己研鑽が求められているほか、大学院生の社会需要に対する適応能力の強化が課題となっている。
「人民網日本語版」2009年11月11日 |