台湾木鐸学社の理事長を務める台湾海峡両岸職業教育交流合作センターの陳漢強主任はこのほど、「2009年安博教育ハイエンドフォーラム」において、「台湾は来年、大陸部の高校生に対し、台湾の大学を開放する可能性が極めて高い。第一弾として、来年夏期に1千人から2千人を受け入れる見通しだ」と語った。「新華社」が伝えた。
陳主任は、「年内に突破口が開けることは間違いない。具体的な手順については、両岸の教育担当関連部門が詰めている段階で、定員の配分などについても、さらなる論議が必要となる」とコメントしている。
陳主任によると、福建省には、台湾の大学で学習交流を行っている学生が約200人おり、台湾で履修した授業単位は、福建省の大学の単位として認められているという。
台湾中国文化大学の李天任学長は以前、「台湾は来年2月以降、大学院生(修士課程・博士課程学生)を大陸部から募集し、6月からは学部学生の募集をスタートする計画だ。学部学生の募集人数は2千人で、大陸部の大学入試成績を基準として選考することがほぼ確定している。ただし、学部学生の募集が実現した場合も、当初の学生募集は、各種事情により台湾の私立大学に限定される予定だ」と話していた。
「人民網日本語版」2009年11月12日 |