国務院台湾事務弁公室は11日午前、同弁公室のプレスホールで楊毅報道官による記者会見を開催した。

記者：ある報道によると、一部の台湾の学者たちは、大陸部は両岸が調印した司法関連の取り決めを遵守せず、大陸部に滞在する台湾の重要な経済犯罪者を送還していない、あるいはほんの一部しか台湾に送還していないとしているが、これについてどう考えるか。

楊毅報道官：これらの台湾の学者たちは、明らかに状況が分かっていない。実際には1990年に両岸が「金門協議」に調印してから、大陸部は経済犯罪者を含む刑事犯や刑事容疑者381人をすでに台湾に送還しており、2008年から今までは84人を送還した。

特に今年は、『海峡両岸の犯罪の共同取締りと司法の互助協議』の効力が発生して以来、両岸は協議の実施を非常に重視し、四川省、重慶市、浙江省、福建省で重要な犯罪グループを立て続けに検挙して、通信を利用した詐欺の高い犯罪発生率を抑えた。私たちは双方が共に努力することで、この協議の効果がさらに現れると信じている。

「チャイナネット」　2009年11月11日