中国東方演芸集団有限公司、中国文化傳媒(マスコミ)集団有限公司、中国動漫(アニメ・漫画)集団有限公司が12日、同時に設立開業した。「北京日報」が伝えた。
これら3社は、中国のカルチャー系企業では初めて、営利目的の文化事業単位が国有独資企業に直接再編された中央企業。3社は、劇団、新聞社、アニメ漫画企業がそれぞれ、中央政府直属企業に全体再編された初めてのケースとなった。3社の再編・制度改革は、各業界において、パイオニア的かつ主導的な意義を持ち、カルチャー産業の「国家チーム」としての責任を担う。
中国東方演芸集団有限公司の前身は、2005年に東方歌舞団と中国歌舞団の「両団合併、資源統合」によって設立された国家歌劇団。今回の再編により中国東方演芸集団有限公司が誕生した。同社の発展目標は、完備した演劇産業チェーン、多元化した株権、強大な国際競争力を備えた国有の骨幹演劇企業グループとなることだ。
文化部直属の市場サービス事業単位であった文化部文化市場発展センターと中国演出管理センターの再編合併によって誕生した中国動漫集団有限公司は、戦略投資家を積極的に導入し、株式制改革を推し進め、国家レベルを代表する業界リーダー力を備えた漫画・アニメ・ゲーム産業の骨幹企業を目指す。同社はすでに「大計画」を実施し、首鋼(首都鋼鉄集団有限公司)と共に、石景山区にある中国アニメ・漫画・ゲーム城を共同で開発し、同プロジェクトの運営と企業誘致を担当している。同社はこのほか、天津生態城投資開発有限公司と共同で、天津濱海新区の国家アニメ・漫画産業総合モデル園区を投資開発している。
「中国文化報」は、文化部が主管する日刊の文化全国紙。同紙を発行している中国文化傳媒集団有限公司の孔繁シャク董事長は、「再編後はより多くの購読者へのサービスに努め、より多くの事業発展を目指す」と意気込みを示している。
「人民網日本語版」2009年11月13日 |