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10年内に中国西部鉄道の運行距離が2万キロに
発信時間: 2009-11-24 | チャイナネット

中国鉄道発展企画局の厳賀祥副局長は23日、鉄道実施西部大開発戦略10周年のブリーフィングで、「2020年に中国鉄道網は12万キロを超え、西部地区は5万キロ以上に拡大する。初歩的な推計では、今後10年に西部地区での新規運行距離は約2万キロ増え、鉄道建設への投資資金は1兆5000億元を超えるだろう」と述べた。

また厳賀祥副局長は「西部大開発をよりいっそうサポートするために、鉄道部は西部鉄道建設へ投資する額をさらに増やす。そして政府主導で多元投資、市場運営という考えにより、各種の社会資金を促進して鉄道建設に共同参加し、また積極的に国の関連機関から国債資金や税収などの方面でのサポートを申請する」と語った。

今後10年の西部鉄道の発展目標については、「全面的に上海、杭州、南昌、長沙、貴陽、昆明を結ぶ瀘昆高速道路や、西安から蘭州を結ぶ専用線、甘粛省の蘭州から新疆ウイグル自治区を結ぶ蘭新鉄道の第2線、成都から重慶を結ぶ専用線、西安~成都、成都~貴陽、重慶~貴陽、昆明~南寧鉄道などの重点プロジェクトの前期作業を推進。そして1日も早い工事開始に努力し、できるだけ迅速に十分な運営能力と高効果な西部鉄道網を建設して、区域の経済発展を強力に支持する」と強調した。

また中国西北地区や西南地区から華南地区までの建設も強化すする予定で、その他にも南寧から広州、昆明を結ぶ鉄道の建設や、雲南、広西チワン族自治区、珠江デルタ間のすばやい連絡を形成し、西部地域の資源の優位を発揮して、国と地域の発展戦略のニーズを満たすという。

将来的には四川省からチベットを結ぶ川蔵鉄道や、成都からウイグル自治区のゴルムド、コルラ、成都から西寧、張掖を結ぶ鉄道の建設も計画されており、さらに西部鉄道網の配置をより改善することにしている。

統計によると、2002年から2008年にかけて西部鉄道に投資された額は、鉄道に投資された総額の4割を占める3026億3000万元で、「西部地域での鉄道の発展は他の地域と同じで、大発展の貴重なチャンスを迎えることになるだろう」と厳副局長は話す。

 

「チャイナネット」 2009年11月24日

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