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中国は妊婦用の新型インフルワクチンを開発
発信時間: 2009-12-10 | チャイナネット

中国の英字新聞「中国日報」の10日の報道によると、中国工程院会員でワクチンの専門家である趙凱氏が「中国日報」の取材に対して、衛生部と国家食品薬品監督管理局関連の専門家は、妊婦のための新型インフルエンザワクチンの開発を始めていることを明らかにしたという。

衛生部は9日、中国の大陸部で新型インフルエンザに感染して死亡した326人の感染者のうち、13.7%が妊婦だったと発表した。中国の新型インフルエンザによる重症患者と死者の中に妊婦が占める割合は、他の国の報告数値と似ている。また死亡した人のうち47%の人が慢性疾患を抱え、18%の人が肥満症だった。今回の衛生部の報告では、初めて新型インフルエンザに感染して死亡した人の詳細データが公表された。

伝染病治療の専門家である鐘南山教授は「広州日報」に文章を発表し、妊婦は新型インフルエンザに感染する危険性が高く、感染した場合にはなるべく早くタミフルを服用する必要があると指摘している。

米国疾病予防管理センター(CDC)の研究によると、タミフルを服用した場合、妊婦や胎児に影響が出るという証拠はまだないという。また世界保健機関(WHO)は、妊婦に新型インフルエンザワクチンの接種を薦めている。

9日までに大陸部でワクチンの接種を受けた人は3161万人に達しているが、この中に妊婦と3歳以下の児童は含まれていない。また新型インフルエンザに感染して死亡した人は女性より男性が多く、男女の割合は58対42。

「チャイナネット」2009年12月10日

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