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社会学者「今は中国の社会構造調整にとって正念場」
発信時間: 2010-01-08 | チャイナネット

中国の数人の著名な社会学者が北京で8日、「中国の社会構造の調整にとって、今は最も肝心な時期である。社会管理システムの改革を大いに推進していくべきだ」と述べた。

中国社会科学院はこの日、現代中国の社会構造に関する報告書を発表した。この報告書によると、産業構造で、中国はすでに工業化の中期段階に入っているが、就業構造、消費構造、都市構造などの指数はまだ工業化の初期段階にある。これが多くの社会問題や矛盾を引き起こす原因となっているということである。

社会科学院の陸学芸研究員は、「政府は国民所得の分配の枠組を調整すると共に、教育や医療などの社会事業への投入を拡大し、戸籍、就業、社会保障などにおける障碍をなくしていくべきだ」との見解を示している。

また、清華大学の孫立平教授は、「社会構造を調整し、改善するには、中産階級の規模を絶えず拡大するとともに、貧困層の暮らし向きを改善し、社会流動のルートを切り開くことが重要である。それにより、異なる階層間に調和の取れた、互恵共存の関係がつくられるよう努める必要がある」と強調した。

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