国連公式ウェブサイトが11日に伝えたところによると、中国の十二支切手発行30周年を記念して、国連郵政部(UNPA)、国際郵趣連盟(FIP)、中国収蔵家協会の3大機構が共同で発行した世界十二支切手「生肖(十二支)郵宝」の大中華圏での発表式典がこのほど北京で行われた。
UNPA管理部門によると、「生肖郵宝」は国連が中国の十二支をテーマに初めて発行する切手。国連記章と中国が1980年に発行した十二支切手のうち申(さる)の切手を含む10枚綴りのほか、国連記念消印が押された「生肖郵宝・発行初日消印」封筒が含まれる。国連記章切手が他の切手と綴りになって発行されるのは初の試みで、またUNPAにとっても十二支の記念封筒、記念消印を全世界に向けて発表するのは初めて。
「生肖郵宝」はさらにUNPAのこれまでの慣例を破り、米国、モルディブなど13の国家・地域および組織に協力を依頼、今回の十二支切手発行にこぎ着けた。中国十二支というひとつのテーマに対し、切り紙、泥人形、布工芸などの中国伝統の芸術手法を採用、十二支のデザインを創作・集大成した。今回発売された十二支切手は全世界での使用が可能で、また世界のコレクターズアイテムとなる。
「生肖郵宝」は全世界で計3万セットが発売され、大中華圏では1万セットが販売される。
「人民網日本語版」2010年1月12日 |