「2009中国男女結婚恋愛観調査報告ハートブック」が先月28日、発表された。同調査は北京、上海、広東など、全国30あまりの省・自治区・直轄市で行われ、回答者8万人近くのうち、23-35歳の若年層が全体の7割近くを占めた。調査結果は現代中国の未婚男女の結婚恋愛観を全面的に反映、中国社会の天地が覆るほどの変化に伴い、現代の若年男女の結婚恋愛観にも非常に大きな変化が現われており、婚前財産公証に反対しないと回答した人が全体の95%に上った。
週刊誌「生活週刊」とウェブサイト「開心網」がこのほど共同で行ったアンケート調査によると、「あなたは婚前財産公証に賛成しますか?」との質問に対し、「賛成」が65%、「よくわからない」が35%で、「反対」はゼロだった。また「婚前財産公証は、財産を明確にするか、それとも感情を傷つけるか?」との質問では、「両者の感情の上で隔たりが生じ、とても感情に響く」が40%以上で最多となった。「よくよく考えてみるべき。パートナーの気持ちを察してあげる必要がある」が13%となった。
民政部の統計によると、2008年、中国では全国で計226万9千組の夫婦が離婚手続を行い、前年比8.1%増となった。調査結果は、より一層脆弱になるばかりの婚姻に直面し、回答者が示した態度はより慎重になっていることを表している。婚姻失敗から逃れられない以上、せめて財産だけでも留めておきたいというのが、多くの人の気持ちのようだ。
「人民網日本語版」2010年1月29日 |