国家広播電影電視総局(広電総局:テレビ・ラジオ・映画管轄部門)の朱虹・報道官はこのほど、昨年の中国のメディア文化作品およびサービスの輸出状況について取材に応じた。朱報道官は広電総局が全国の100近くのラジオ・テレビ部門およびラジオ・テレビ・映画関連機構に対して行った輸出状況調査を元に、昨年の中国のメディア文化作品およびサービスの輸出状況について語った。
朱報道官は、調査統計によると、昨年の中国のメディア番組輸出総時間は約1万617.2時間、メディア文化作品およびサービスの輸出総額は約8604万2千ドルに達し、そのうちメディア番組輸出が5889万ドル、メディアサービス輸出(テレビ番組海外輸出、放送、対外プロジェクト、アウトソーシング、撮影機材輸出などを含む)は2715万2千ドルとなったと述べた。
朱報道官によると、2008年に比べ、昨年は金融危機に対処するための一連の積極的かつ効果的な措置を講じた結果、全国のメディア番組輸出額は大幅増となり、2008年比で44.2%増となった。うち、アニメ輸出が3056万6千ドルで、輸出総額の51.9%を占めた。テレビドラマ(テレビ向け映画を含む)輸出は2004万8千ドルとなり、同34%。ドキュメンタリーフィルム、総合芸術専門番組などの輸出は836万6千ドルで、同14.2%。アニメ輸出が急速に伸びているのが顕著で、2008年比で実に150%増となり、テレビドラマなどの番組を初めて抜き、メディア番組輸出の中でトップとなった。
昨年の全国メディア番組輸出時間は2008年比で2.4%増加した。うち、テレビドラマ(テレビ向け映画を含む)輸出は152作、7259回分で計5444時間となり、輸出総時間の51.3%を占めた。ドキュメンタリーフィルム、総合芸術専門番組などの輸出は3683時間で、同34.7%。アニメ輸出は79作、計1490時間となり、同14%となった。
「人民網日本語版」2010年3月12日