外国の街角で「中国の文化」を売る中国人留学生たち

タグ: 中古品,露店

発信時間: 2010-03-15 16:47:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

シドニーで「字」を売る18歳の女子留学生

18歳の女子留学生の李莎さんは、中国文化のブームに乗じて、時間のある時にシドニーの街角で「字」を売っている。これはお金を稼ぐ以外にも、中国文化を伝える使者を担っているという一面もある。

李莎さんは4歳から父親に書道を学び始め、9歳から様々な書道大会に参加して賞を取ってきた。書道の道具を携えてシドニーに留学にやって来たのは昨年のことだ。

李莎さんが「字」を売るようになったのは、街角でオルガンを弾いている留学生の話を聞いたのがきっかけ。「休みの時を利用して『芸』を売るというのを聞き、自分も『字』を売ることができるのではないかと思いました」と、李莎さんはまずスーツケースを用意し、紐でキャンバスとハードボードを固定させて、スーツケースを字を書く机にした。

「最初はとても緊張し、頭も上げる勇気もなく字を書いていました。そのうち道行く人が足を止めて見てくれるのですが、話しかけてくる人もいない。それから30分ぐらい経ってようやく地元の人が3枚の作品を買ってくれました」

その日は人民元で530元を稼いだ。しかし李莎さんが一番うれしかったのは、中国の文化を伝えることができたことだ。

春節に一時帰国した李莎さんは、父親の助けで赤い紙を買った。この紙はシドニーに持ち帰り、新年に門や入口の戸に貼るめでたい対句を書いた対聯の「春聯」の文化を伝えるために使うつもりだ。

「チャイナネット」 2010年3月15日

 

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