中国人船員7人、カメルーンで誘拐される

タグ: 漁業,船員 誘拐

発信時間: 2010-03-15 16:19:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

大連の漁業会社の中国人船員7人が、現地時間12日深夜2時、カメルーンとナイジェリアの国境地帯にあるバカシ半島付近海域で、武装集団の襲撃に遭い、誘拐された。駐カメルーン中国大使館館員は13日、誘拐された中国人船員と連絡が取れたことを明らかにした。現在、身代金を要求している誘拐犯との交渉が進められている。

駐カメルーン中国大使館の彭驚涛・報道担当参事官によると、事件発生後、中国政府と同大使館は事件を極めて重視しているという。すでに緊急対策体制を発動させ、大連市関連部門と協力し、7人を一刻も早く救出するよう全力を挙げて取り組んでいる。カメルーン現地政府も、事件解決のために協力を申し出ている。

彭参事官の談話内容は次の通り。

誘拐された7人とはすでに連絡が取れ、今のところ生命に別条がなく、身体状況には問題がないことが確認された。誘拐犯は身代金を要求しており、現在交渉が進められている。

カメルーンには約2千人の中国人がおり、大連の漁業会社を含め、漁業会社は2社ある。誘拐事件が発生した海域付近は、普段から海賊が頻繁に出没する安全ではない場所で、大使館はこれまでに幾度となく、漁業会社にこの付近での操業を避けるよう注意していた。事件が起こった場所は、大連の漁業会社の操業区域ではなかった。それにもかかわらず、7人の乗った漁船がなぜこの海域にいたのかは明らかではない。

「人民網日本語版」2010年3月15日

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