国務院新聞弁公室は15日午後、記者会見を開き、民政部と中国地震局の関係者が、青海地震の被害状況及び救援活動の進捗状況について説明した。
中華人民共和国防震減災法と国の地震緊急対策に基づき、地震発生後、国は直ちに緊急体制に入り、中国地震局を含む関係部門は地震対策のⅠ級マニュアルを始動させた。
地震現場に作業チームが派遣され、同時に、国務院の指示に基づき国家地震災害緊急救助隊の派遣命令が下され、「西北地震の緊急救助協力作業体制」がとられた。青海、西蔵(チベット)、甘粛、陝西、寧夏などの地震災害緊急救助隊と地震現場作業チームは指令を受け、直ちに被災地に赴いて、緊急救助活動を行った。
また、地震発生後、解放軍武装警察部隊、公安消防部隊の災害救助チームも被災地に駆けつけ、災害救助活動を行った。
現在、被災地では、専門災害救助チームと解放軍、武装警察と公安消防部隊が共同作戦を実施しており、災者救助活動は順調に進んでいる。
国家地震災害緊急救助隊は昨日、2機の輸送機で被災地に向かい、同日夜8時に到着し、4カ所で生き埋めになった人たちの救助を全力で行った。本日正午12時現在、6人の生存者を救出し、生存者がいるとわかっている場所での救助活動を早急に進めている。
また、青海省救助隊の180人、チベット昌都救助隊の44人も被災地で救助活動を行っている。その他の災害救助チームは本日遅くに到着する予定。
現在までに、青海省災害救助隊はすでに41人の生存者を救出し、410人の遺体を発見した。チベット昌都救助隊は2人の遺体を発見した。
解放軍、武装警察部隊はすでに6千人以上の災害救助部隊を派遣している。現在までに、生存者1000人以上を救出し、死者107人の遺体を収容し、けが人数千人の応急手当てを行った。
安全監督総局第1陣52人の救助チームは4人の生存者を救出し、11人の遺体を収容した。公安部消防局の10チームの公安消防総隊から集められた専門救援スタッフ1974人も被災地に駆けつけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月15日