83歳党員が廃品回収で集めたお金を寄付「被災者の救済に使ってほしい」

タグ: 張忠泉,廃品回収,高齢者

発信時間: 2010-04-16 11:30:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

10万元の貯金を寄付する張忠泉さん(右)

江蘇省塩城にある塩城市慈善会には13日午後、廃品回収をしている高齢者が訪れ、長年にわたって廃品回収などで得た10万元を寄付し、被災者の救済に使ってほしいと何度も繰り返した。

この高齢者は張忠泉さんと言い今年83歳。以前は塩城市第一建築会社で働いていた。定年間近に共産党に入党した張さんは、いつもわずかな貯金を希望工程や障害者、助けの必要な人たちに寄付してきた。定年後はバス停の周辺で、飲物やハエたたき、蚊取り線香などを売りながら廃品回収をしている。

張さんは寄贈合意書に署名し、10万元のうち1000元は党費だと強調して慈善協会に渡した。この10万元は今までの貯金と定年後の廃品回収で得たお金だという。

この10万元を貯えるために、張さんは新しい服も買ったこともなく、今着ている服や手袋、靴はすべて拾ったものだそうで、食べる物も簡単で、お腹がすいていないならそれでいいと言う。

慈善協会は寄贈証明書を渡そうとしたが、「ただ被災した人たちの役に立ちたいだけ。この気持ちを残しておきたたかっただけで、次の世代の教訓となればいい」と張さんは受け取らなかった。

「中国網日本語版」(チャイナネット) 2010年4月16日

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