米華字紙『ワールドジャーナル』は、中国人富豪がこのごろ、米国の不動産を次々と購入しており、大金を惜しげもなく使うそのようすは現地住民から不満を買っていると伝えた。ロサンゼルスで寝室2部屋付きの住宅を借りて住んでいた華人の陳さんは最近、家主が52万5000ドルで家を売ったため、引っ越しを余儀なくされた。
中国経済の発展に伴い、米南カリフォルニアには金力を持つ大陸からの新富裕層が多く現れた。そのうちの多くが商人で、彼らは不動産市場の低迷をねらい、現金で多くの差し押さえ物件や発売前の住宅を購入している。
大陸からの新富裕層は、有名校に近いなど教育環境がよく、不動産価値向上の潜在力があり、華人が多い地域を好む傾向にある。資金に更に余裕のある人は、白人が集まるコミュニティを選択し、特にニューポートコーストは人気がある。
大陸からの購入者は、現金での購入、景色が見える200万ドル前後の一軒家を好む。彼らは米国の不動産市場を非常に理解しており、同郷の人と情報を交換し、価値向上の潜在力があれば買うだけで、むやみに買うようなことはしない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年5月17日