小学1年生の氷氷は最近、毎日がとても楽しい。なぜなら、一緒に遊び、英語も教えてくれる上、学校への送り迎えまでしてくれる、マイケルという外国人が新しく家族の一員となったからだ。「オペア受入家庭」に申請登録していた氷氷の家庭が、今回マイケルを迎えた。
マイケルのような「オペア」は、年齢18-29歳、大学教育を受けた、様々な国の若者たちだ。中国文化に対する強い関心と中国語を学ぶ希望を持ち、中国人家庭で家族の一員として生活し、中国文化を実体験することを望んで中国にやって来た。受入れ側の子供にとって、オペアと日常生活を共に送ることは、語学習得に極めて有益といえる。
「オペア(Au pair)」という言葉は、1950年にヨーロッパで生まれた。「互いに助け合い、互いに利益をもたらす」という意味で、若者が外国の一般家庭で家族の一員として住み込み、現地の文化や習慣を学ぶシステム(食事と宿泊は、受入家庭が無料で提供)。オペアは、簡単な家事を手伝い、子供の面倒を見る。双方に利益がもたらされるこのシステムは、世界各地に普及、現在では毎年約1百万の家庭がオペアを受け入れている。
中国人学生が初めて欧米に赴きオペアとなったのは1994年、2000年頃には中国人オペアは年間数千人に増えた。2006年には、中国の家庭が外国人オペアを受け入れ始めた。国内の学校で中国語を学る外国人オペアは、中国で最新タイプの留学生となった。
「人民網日本語版」2010年5月17日