中国科学院都市環境研究所の持続可能都市研究チームが25日、「2010年中国の持続可能な街づくり発展報告」を厦門(アモイ)で発表した。同報告は中国35の主要都市の08年度の持続可能な街づくりに対し評価と比較分析、順位付けを行ったもので、総合順位トップ10には厦門市、深セン市、青島市、広州市、上海市、北京市、南京市、寧波市、杭州市、天津市が入った。科技日報が26日伝えた。
持続可能な都市とは、都市エコシステムサービスを改善するとともに住民に持続可能な福利を提供する都市のこと。同チームのチームリーダーで中国科学院年環境研究所所長の趙景柱氏によると、同報告は2年以上かけ国内外の持続可能な都市に関する理論と実践をまとめ、分析。平均予想寿命、市管轄区のGDPに占める教育支出の割合、市管轄区の一人当たりのGDP、都市化率、非農産業の付加価値の割合、生活汚水の集中処理率、生活ゴミの無害化処理率、工業固体廃棄物の総合利用率、工業廃水排出状況、単位当たりの工業生産量における二酸化硫黄(SO2)排出量、単位当たりの工業生産量における煙埃排出量、緑化被覆率といった12の総合指標によって国内35年の持続可能な街づくりを評価している。
「人民網日本語版」2010年5月26日