中国女子バレーチームは19時30分、これまで何度も勝ってきたドミニカチームと対戦した。しかし2時間の苦戦の結果は1-3。これは王宝泉監督就任以来初の負け試合で、ドミニカチームとの対戦では初黒星だ。中心的なセッターの魏秋月選手が欠場したうえ、王宝泉監督が就任してわずか1カ月ということもあり、快速で変化に富む中国女子バレーの特徴を発揮することができなかった。
わずか15日前、新人選手たちで構成された中国バドミントン女子が韓国に敗れ、世界選手権7連覇を逃した。それから間もなくして中国の女子サッカー、世界トップの女子卓球や女子バレーは、ベテラン選手の引退による新人選手の世代交代が迅速に進まず、新旧交代の痛みに直面した。サッカーには孫雯選手のような世界一流の選手がおらず、卓球には王楠選手や張怡寧選手の後に続くリーダーは現れていない。バレーは黄金世代が引退したこの1年、道に迷っている。同じ日にかつての敗者に敗れたということは、こうしたチームが痛みに耐える中で、中国女子代表チームに警鐘を鳴らしているといえるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月31日