国務院新聞弁公室が8日発表した「中国インターネット状況」白書によると、中国国民は法によりネット上での言論の自由を充分に享受している。
白書は、「中華人民共和国憲法」は国民に言論の自由の権利を与えていると指摘している。中国国民のネット上での言論の自由は法律により保護され、各種形式を通じネット上で言論を発表できる。ネット上の交流が活発なのは中国のインターネット発展の大きな特徴であり、掲示板への書き込み、ブログの数は他の国では想像できないほど膨大だ。
白書によると、中国のウェブサイトはネットユーザーに発言の場を提供することに十分に注意しており、サイトの約80%は電子公告サービスを提供している。中国国内には現在、各種掲示板が100万サイト以上、ブログユーザーは2億2千万人いる。サンプリング調査によると、国民の1日あたりの各種掲示板、ニュース論評、ブログなどのルートを通じて発表される言論は300万件以上に上り、中国ネットユーザーの66%以上が日頃からネット上で発言しており、さまざまな話題について討論を行い、自身の観点と利益要求を充分に表現している。
白書はさらに、インターネットの新たな応用、新たなサービスは国民が発言する上でさらなる広大な空間を提供しているとしている。ブログ、ミニブログ、動画の享受、またSNSなど新たなネットサービスが中国では現在急速に発展しており、中国国民のインターネットを通じた交流にさらにスピーディーな環境を提供している。ネットユーザーはネット上の情報伝達に先を争って参加、ネットコンテンツ創造に加わっており、インターネット上の情報コンテンツは豊かになる一方だ。
「人民網日本語版」2010年6月9日