1000万元相当のヒスイの珠
重大な発見のなかった1号墓
河南省安陽県の曹操高陵では12日午前、1号墓の発掘が行われたが、通路で発見された鉄の剣以外には何も見つからず、2号墓の曹操の「顔」にはたたき切られたような跡が残っていた。
30メートルの盗掘の穴
12日の1号墓での発掘では何も発見されなかった。見つかったのは1号墓と2号墓の間にあった深さ30メートルの盗掘の穴で、盗掘人は2号墓から1号墓に入り墓の中の物を全て盗んだようだ。
仇敵による破壊?
2号墓からは頭蓋骨が出土した。しかし頭のてっぺんと後頭部の突き出た部分のみで、「顔」の部分は残忍にもたたき切られていた。この頭蓋骨の主は曹操だとされているが、形が完全ではないため今の技術ではその容貌を復元することができない。また遺体は後室から前室まで引きずられていた。
墓の地層で発見されや四角の石のレンガには、兵卒と車馬の図案が刻まれていることから画像石だと認められた。しかしこの石には多くの整然とした引っかき傷が残されており、人為的に破壊されたことは明らかだ。この前にはいくつかの画像石のかけらが発見されており、それらはすべてかなり細かく壊されていた。
「チャイナネット」 2010年6月13日