北京師範大学壱基金公益研究院が20日、設立した。同研究院は大学と公益組織が共同で設立した国内初の公益研究専門機構で、高級公共管理修士学位の取得が可能。設立式典の席上、同研究院の王振耀・院長は、国内の億万長者は社会的な最低限の責任として毎年、社会に対し100万元の寄付を行うべきだと提案した。
壱基金の創始者である映画スターの李連傑(ジェット・リー)氏が同研究院の理事長を務める。王院長は以前、全国慈善寄贈業務を主管する民政部社会福祉・慈善事業促進司の司長を務めていた。
米国の富豪、ビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏は、富豪は生前に、財産の半分を社会公益に寄贈すべきだと提唱している。王院長は、今や中国のゲイツ氏、バフェット氏も立ち上がるべき時期にきていると語る。公益事業発展推進のため、王院長は全国の億万長者は毎年100万元の寄付を行うべきだと提唱しており、これが基本的社会責任の最低ラインだという。
「人民網日本語版」2010年6月22日