米連邦捜査局(FBI)にこのほど逮捕されたロシアスパイ団11人について、その詳細がメディアで次々に明らかにされている。なかでも、美人のアンナ・チャップマン容疑者とハンサムなミハイル・セメンコ容疑者がとりわけ注目を集めているが、セメンコ容疑者は実は中国とも関係があった。
逮捕された「ダンディー」スパイ、セメンコ容疑者はソーシャルサイトを好み、自身の写真と共に近況を書き込んでいた。ロシアメディアの先月30日の報道によると、ベールに包まれた27歳のセメンコ容疑者は同窓会サイトが好きで、やはり自身の写真を掲載、50人ほどの友人がいた。
セメンコ容疑者は過去に、国連のロシア極東での卒業生交流プロジェクトなど多くの社会活動に参加している。セメンコ容疑者はロシア極東ブラゴベシチェンスクのアムール国立大学を卒業後、2003年から翌2004年に中国の哈爾浜(ハルビン)工業大学に留学した。彼は同窓会サイトで、自分は観光業に従事しており、ロシア語、英語、スペイン語、中国語が堪能と自己紹介している。
米メディアはFBIからの情報として、セメンコ容疑者が日頃使っていた暗号は「すみません、カリフォルニアで会ったことはありませんか?」あるいは「2004年に北京で会いましたね」などだったと伝えている。
「人民網日本語版」2010年7月6日