地方都市住民の約半数、「大都市に住みたい」

地方都市住民の約半数、「大都市に住みたい」。 北京、上海、広州など大都市に住む人々は、環境汚染、交通渋滞、高い住宅価格などの「大都市病」に悩まされてもなお、都会を離れたくないと思っている…

タグ: 大都市,環境汚染,交通渋滞,農村部

発信時間: 2010-07-13 15:23:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

北京、上海、広州など大都市に住む人々は、環境汚染、交通渋滞、高い住宅価格などの「大都市病」に悩まされてもなお、都会を離れたくないと思っている。

調査会社・零点研究諮問詢集団はこのほど、「中国都市・農村部住民の転居願望に関する調査」を実施した。これによると、自由に居住地を選ぶことができる場合、「大都市」を選択した人が都市・農村部ともに最も多かった。特に、北京、上海、広州の調査回答者の97%が、「現在住んでいる所に住み続けたい」とした。このことから、大都市の魅力が衰えることはなく、この3都市から出ていく人は、住宅価格がべらぼうに高いため、やむを得ず引っ越す人だけという現状が伺える。

世帯収入別にみると、世帯月収5千元以上の調査対象者の70%が、最も住みたい都市として、北京、上海、広州など大都市を選んだ。5千元未満では、この割合は低下し、3千元未満になると、同3都市に住みたい人はわずか28.2%。彼らは、省都以外の都市での生活を希望していた。

「都市を離れたくない」と考える都市部住民とは対照的に、農村部では、都市に転居したいと思っている人が多かった。農村に住む調査対象者の55.5%は、「都市や県政府所在地に住みたい」としており、「農村に残りたい(38.9%)」を大きく上回った。年齢別では、若年層の都市に住みたいという願望がより強い。18歳-30歳のうち67.8%が「都市に住みたい」と答え、61歳以上ではわずか24.5%だった。

また、農村部の調査対象者のうち66.9%が、「自分が都市に生まれ育っていたら、より良い生活を送っていただろう」と回答した。18歳-30歳の若年層では、この割合は77.2%に達し、61歳以上の高齢者では46.6%だった。このほか、「どちらとも言えない」とした人が5.5%いた。

「人民網日本語版」2010年7月13日

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