韓国メディア:日韓の中国人観光客の獲得争いは時代変遷を表す

韓国メディア:日韓の中国人観光客の獲得争いは時代変遷を表す。 多くの日本の店やATMには「中国銀聯」のマークがある。「中国銀聯」は中国の銀行カードで、日本を訪れた中国人観光客はこのカードがあれば、日本各地で買い物ができる。2005年に日本で「銀聯カード」が使用できた店はわずか250店舗だったが、今では2万店舗に増加した…

タグ: 中国人観光客,日本

発信時間: 2010-08-06 10:43:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

韓国「朝鮮日報」は8月4日、「韓国と日本の中国人観光客の獲得争いは時代変遷を表す」という文章を掲載した。以下はその内容。

多くの日本の店やATMには「中国銀聯」のマークがある。「中国銀聯」は中国の銀行カードで、日本を訪れた中国人観光客はこのカードがあれば、日本各地で買い物ができる。2005年に日本で「銀聯カード」が使用できた店はわずか250店舗だったが、今では2万店舗に増加した。 

多くの日本の小都市も、中国人観光客が地域経済振興の収入源であることを認めている。一部の大都市のバスには中国人観光客のための中国語のアナウンスがあり、大通りなどにも中国語の案内標識がある。日本政府は先月、中国人観光客に対する個人観光ビザの発給条件を緩和し、これにより日本を観光に訪れることのできる中国人は1600万人に達した。以前、訪日の条件を満たす中国人はわずか160万人だった。日本政府は今年180万人の中国人観光客が日本を訪れると見込んでいる。昨年は101万人が観光に訪れた。

韓国も日本に負けず、より多くの中国人観光客を引き込む方針だ。韓国の店のオーナーも多くの中国人観光客が訪れることを望んでいる。中国人観光客に人気の百貨店やショッピングエリアは、観光客らが買い物しやすいよう、中国語ができる従業員を雇ったり、中国語の書かれた冊子を提供するなどしている。釜山ではすでに数人の中国人留学生をガイドとして採用し、中国語付きのメニューも提供する。2005年にソウルを訪れた中国人観光客は約58万人だったが、昨年は134万人に急増した。

ある調査によると、中国人観光客の満足度が最も高い10カ国のうち、韓国は9位で、6位の日本に劣っている。韓国政府も中国人観光客へのビザ発給を緩和した。しかし韓国経済の世界金融危機からの回復速度は日本より速く、そのため中国人観光客への期待度も日本より低い。ある中国企業は、従業員とその家族の日本か韓国への観光を計画していたが、最終的に日本を選んだ。日本政府が同社に従業員とその家族の日本観光を説得したからだ。

韓国と日本はこれまで中国人観光客を違法労働者と見ていたが、その時代はすでに変わった。

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