第1回世界武道・格闘技大会が28日、北京で開幕した。午前中に行われた太極拳の試合で、オランダを代表して参加した費保耀さんが注目を集めていた。中国の武術家の家庭に生まれた費保耀さんは唯一の非アジア圏からの参加選手として太極拳の試合に参加した。
費保耀さんは20歳という若さだが、既に欧州の試合では何度も受賞している。今回の大会について費保耀さんは「世界の上位6位の選手と同じ場で競うことができるのは、私にとって大きな挑戦です。これは競技レベルを十分に示した舞台で、競技ではいくつかミスもしましたが自分の特色も示し、自分のレベルを表現できました」と語っている。費保耀さんはオランダで生まれ育ったが、武術には自らの観点からの理解があり、試合でもそれは明らかに見て取れた。
費保耀さんは6歳から武術を学び始め、8歳から太極拳を始め、陳氏、楊氏、呉氏といった門派をじっくり学んで、自らの特色を形成しようと試み、自分の理解に基づき武術を極めてきた。今回の大会で費保耀さんは太極拳と太極剣の2競技に参加する。
「人民網日本語版」2010年8月30日