海外を訪れる中国人観光客の80%が、親戚や友人に旅行土産を買って帰る。お土産は、宝飾品などの高級品が少なくない。付加価値税(VAT)払戻手続サービス大手のグローバル・ブルー社はこのほど、中国人観光客の消費状況に関するマーケット報告を発表した。同報告は、海外旅行先で土産物を買う以外に、中国人観光客の顕著な特徴として、友人に頼まれた買い物や贅沢品に的を絞った買物などを挙げている。「北京青年報」が伝えた。
世界の顧客の消費スタイルや消費行為の追跡調査を過去30年続けてきたグローバル・ブルー社は、世界各地の買物目的地や購入品の嗜好に対して深い見識を蓄えた。中国人観光客の消費情況調査の結果、中国人観光客の2009年の消費額は52%増加した。今年1月-7月、中国人観光客によるVAT還付の対象商品消費額は前年同期比68%、VAT課税対象商品取引額は同比34%と、それぞれ増加した。同社エグゼクティブ・バイスプレジデント兼マーケティング最高責任者(CMO)のアルイエン・クルーガー(Arjen Kruger)氏は、「海外を訪れる中国人観光客の82%が友人に土産物を買う習慣があることがわかった。また、この土産物の中には、宝飾品などの高級品が少なくない」と話す。
「人民網日本語版」2010年9月13日