22日は中国の伝統的な祝日の中秋節に当たる。各地ではさまざまな活動が行われ、中秋節を祝っている。
今年、兎をかたどった泥人形の「兎児爺」(トウーイェ)が北京の中秋節のイメージキャラクタに選定された。「兎児爺」は月の宮殿にいる玉兎と嫦娥(中国神話に登場する人物)の伝説を基に、玉兔をかたどって泥人形に仕上げたもので、北京で中秋節を過ごす時に、子供たちが楽しむおもちゃである。ここ数日、兎児爺は北京の多くの店とインターネットの販売店で人気者となっている。
また中秋節は中国の3大提灯祭の一つでもある。21日の夜、上海の豫園商城は様々な提灯で飾られた。祭の期間中、この提灯のほか、ゲームなどに参加し、中秋節の伝統的風習を楽しむことができる。
月餅(げっぺい)は中秋節に欠かせない食べ物である。現在、生活のレベルの向上につれ、月餅も多種多様になっている。今年はアイスクリームで作った月餅が特に若者の間で人気を呼んでいる。
一家団欒を楽しむ中秋節にあたり、土石流に見舞われた甘粛省舟曲の被害住民の暮らしが人々の関心を集めている。現在、被災地の市場は回復しつつあり、町には650店余りの経営店が営業を再開し、様々な商品も揃っています。また、各地からは月餅などを含むプレゼントが次々と届けられている。