中国駐ラゴス総領事館は24日、中国の貨物船が22日夜、ナイジェリア・ラゴス港で身元不明の武装グループによる襲撃を受けたことを明らかにした。これにより、乗組員1人が重症を負ったほか、一部の財産が強奪された。
中国駐ラゴス総領事館によると、襲撃により乗組員の一部が殴られたほか、重症を負った1人は24日に帰国して治療を受けているという。総領事館は中国人乗組員に対する慰問を行った。
ナイジェリアの運送会社・GMT社の副社長によると、襲撃を受けた貨物船の名前は「豊順山」号。現地時間22日22時、4人からなる武装グループはロープを伝ってラゴス港に停泊中の「豊順山」号に乗り込み、略奪を行った。乗組員は武装グループと甲板で15分間にわたって対峙、最終的にトランシーバーや携帯電話、船室の鍵の一部などを奪われた。武装グループは注目を集めるのを恐れたため、発砲はしなかった。GMT社の副社長によると、「豊順山」号は21日にラゴス港に到着したという。
「人民網日本語版」2010年9月25日