広州アジア競技大会開幕まであと47日となった26日、広州アジア競技大会・広州アジアパラリンピック大会準備最新状況報告会が現地で開催された。大会組織委員会の田新徳副秘書長は、「広州アジア競技大会・パラリンピック大会の競技場、トレーニング場、非競技場など各施設はすべて運用を開始した。すべての準備作業が近く完了する」と語った。
第16回アジア競技大会は2010年11月12日から27日まで中国・広州で行われる。広州は第11回大会(1990年)の北京に続き、中国で2番目のアジア競技大会開催都市となる。
以下、報告会における田副秘書長の談話内容。
広州アジア競技大会・パラリンピック大会の運営指揮体制はほぼ完璧に整った。競技場(トレーニング場)・非競技場の各施設は運営を開始、大会スタッフの組織も整い、各部署についている。各種運営・サービスマニュアルは公布が終わり、海外からの参加者に関する情報収集作業もほぼ完了した。大会運営上の組織面・物質面での保障および政策面でのサポートもスタンバイが終わり、各種準備作業は全面完了に近づいている。
大会執行面では、48の競技場部門と18の独立トレーニング場部門および選手村、メディアセンター、国際放送センター、白雲国際空港、本部宿泊施設、チケット業務、登録証明、聖火リレーなど非競技場施設の31部門が設立され、各部署についている。各部門では、業務トレーニング、大会開催中の運営計画確認、各種リハーサル、設備・施設の設置などの総仕上げが進められている。
各施設の建設面を見ると、今大会では、53の競技場と17の独立トレーニング場が設けられた。競技場の配置、計画建設は、市民のスポーツ・文化需要を十分に考慮し、コミュニティや大学文化スポーツ施設と結合したものとなっている。現有の競技場をフル活用して改築・拡張が行われ、計70施設のうち新しく建設された施設はわずか12だけだ。
今回、面積2.73平方キロメートルの「広州亜運城(アジア競技大会村)」が建設された。亜運城は従来の画一的な選手村の概念を打ち破り、選手村、技術スタッフ村、メディア村、メディアセンター、国際放送センターなど一連の大会主要設備が集められている。このうち選手村には、1万3千人が収容可能な3598戸の住居が設けられた。アジア競技大会・パラリンピック大会閉幕後、亜運城は新型コミュニティに変身し、住居、ショッピング、医療、教育、娯楽一体型のハイクオリティライフを提供するコミュニティ・地域サービスセンターとなる。
「人民網日本語版」2010年9月27日