中国大陸の富裕層数はアジア太平洋地域で2位 資産は40.4%増

中国大陸の富裕層数はアジア太平洋地域で2位 資産は40.4%増。 2009年アジア太平洋地域の富裕層の資産は30.9%増の9兆7000億ドル(約814兆円)に達し、ヨーロッパ富裕層の資産を超えた…

タグ: 大陸 富裕層 アジア太平洋地域

発信時間: 2010-09-29 11:25:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

メリルリンチとキャップ・ジェミニが28日に発表した「アジア太平洋地域ウェルス・レポート」によると、2009年アジア太平洋地域の富裕層の資産は30.9%増の9兆7000億ドル(約814兆円)に達し、ヨーロッパ富裕層の資産を超えたことが分かった。その中で中国人富裕層の資産は40.4%と大幅に上昇し、人数と資産ではアジア太平洋地域の2位に躍り出た。その他にも2009年中国人富裕層の不動産投資の増加幅はアジア太平洋地域では1位だった。 

この報告によると、2009年アジア太平洋地域の富裕層数は25.8%増の300万人で、初めてヨーロッパの富裕層と同じレベルに達した。また投資可能な資産が3000万ドル(約25億円)を超える富裕層数は1万9600人で36.7%増、総資産は42.6%に増えた。 

中国は日本に次いでこの地域では2番目に富裕層が集まる地域であり、2009年の中国大陸の富裕層数は31%増の47万7000人で、資産は40.4%増の2兆3500億ドル(約197兆円)だった。

株式が資産投資の首位に 

2009年に中国大陸の富裕層の金融資産では株式投資がトップの42%を占め、地域平均レベルの27%を超えた。このレポートでは、2011年の中国人富裕層の株式投資の割合は39%の高いレベルを維持すると予測している。 

その他にも2009年にアジア太平洋地域の富裕層は優先的に不動産に投資しており、投資の割合は22%から26%に増え、株式投資のレベルに近づいている。その中でも中国人富裕層の不動産投資は、2008年の18%から27%と9%増加し、その増加幅はアジア太平洋地域では1位と、平均レベルより高かった。 

しかしレポートでは、2011年までに中国人富裕層の不動産投資の割合は21%まで下がるだろうと指摘しており、中国人富裕層は別種の投資を増やし、その割合は2009年の5%から2011年の13%と、固定収益も増加する可能性があると予測している。 

2009年末までに半数以上のアジア太平洋地域の富裕層の資産は株式と不動産だった。2008年には金融危機の影響で株式投資は最低の23%に下がったが、2009年には再び株式市場に戻っている。またこの地域の富裕層はアジア太平洋地域での投資を好み、特に中国人富裕層はその割合が高く、投資の割合は85%に達している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月29日

「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。