イギリス「デーリー・テレグラフ」は10日、ブッシュ前米大統領の回顧録「決断のとき」が9日に発売され、その中で各国の指導者について書き記していると伝えた。
中国の胡錦涛国家主席 着実に仕事をこなす人
「冷静に事を処理し、頭の回転がよい。彼は国内の事務に心意を注ぎ、着実に仕事をこなす指導者だ」
イギリスのブレア元首相 親密な友人
「世界の舞台で最も親密な仲間であり、よき友人。同盟者として彼は動揺したことがない」。ブッシュ氏は、ブレア氏との個人的な友情は2001年2月に初めて会見した時からで、その時にコメディ映画「ミート・ザ・ペアレンツ」を見て家庭や夫婦の仲について語り合い、2人の距離が近づいたと記している。
ロシアのプーチン首相 冷血動物
「時にはおごり高ぶって不遜であり、時には非常に魅力的だが、そのほとんどの態度は強硬」。最初の会見でプーチンは自分のことを熱情でいっぱいだと語ったが、ブッシュ氏は「あなたは冷血動物だ」と言ったと回顧している。2008年8月にロシアがグルジア出兵を宣言してから、2人の関係は「最低点」に落ちた。
フランスのサルコジ大統領 親米派の政治家
「体力と気力に満ち溢れ、米国との協力を望む指導者」
イタリアのベルルスコーニ首相 泣く様子は子供のよう
艶聞が絶えないベルルスコーニ首相についてブッシュ氏はある意外な出来事を記している。2001年9月11日に米国で発生した同時多発テロのあとベルルスコーニ氏はブッシュ氏に電話し、まるで子供のように泣いたという。
ドイツのメルケル首相 信頼できる人
「メルケル氏は熱心で責任感があり、信頼できる指導者。彼女とはすぐに世界の舞台での親密な友人になった」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月12日