アジア大会金メダル数のトップ維持を目指す中国

アジア大会金メダル数のトップ維持を目指す中国。

タグ: アジア大会 金メダル

発信時間: 2010-11-13 11:21:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

林国本

広州アジア大会の開幕を前にして、11月10日午前、中国スポーツ代表団副団長の肖天氏はアジア大会プレスセンターで、中国スポーツ代表団は今大会でも金メダル数一位をめざしたいと語った。また、中国スポーツ代表団は今大会においてベストを尽くして、存分に力を発揮し、スポーツ大国からスポーツ強国へと前進しなければならない、とも語った。そしてこれまでの2回のアジア大会で中国は金メダル数トップであったが、今回もそれを目標とし、できれば前回を上回るよう努めたい、と述べた。

肖副団長はさらに、ドーピング問題にも厳しく対応したい、と語った。

肖副団長は今回の中国スポーツ代表団の中には、前世紀90年代生まれの新人、若手選手も加わっているが、これは2012年のロンドン・オリンピックを視野にとらえて人材を鍛えるためであるとの考え方を明らかにした。

なお、サッカー、バレー、バスケットなどの種目の現状は思わしくない、と述べるとともに、世界のスポーツ界の流れとも言えるプロ化にいかに対応するか、過去の「挙国体制」のやり方からプロ化へのシフトは、これから模索していかなければならないが、今大会でのこの種目の金メダル獲得はかなり難しい、との見方も示した。

アジア大会開幕以前から始まったサッカーの試合では、中国は日本チームに0:3で敗れた。一部サッカーファンは、中国チームの進歩の遅いことに失望していたようだが、ほとんどの観客は冷静にこのことを受け止めていた。テレビの解説者は、どうも2つのチームにはワンランクの差があるということを言っていたが、私は実力の面ではそれほど差はないと見ている。ただ中国チームは国際試合の実戦の体験が少ないことがかなりたたっているようで、ゲームの組み立て方、パスワークの組み合わせ方、ゴール前での決定力という面で、練習での蓄積と成果を発揮し得なかったように感じる。中国ではスペイン、オランダ、ドイツ、ブラジル、アルゼンチンのサッカーについてはかなり研究しているようだが、これまで、一流とはいわれてこなかった日本のサッカーのここ数年らいの新しい動きにあまり注意してこなかったようだ。日本人も外国人監督を招いて強化策に力を入れており、何人かの日本人選手はヨーロッパのクラブでもまれている。今年のワールド・カップではPK戦で敗れはしたが、日本のサッカーファンは彼らを暖かく迎え、総理官邸や皇居にも監督と一部選手が招かれて励ましを受けている。全般的に見て、中国のサッカー選手は日本より恵まれた環境にある。日本の一部チームは3万人以上収容できるスタジアムさえないホームタウンで頑張っている。中国はここ数十年の高度成長でスポーツ施設も増えている。こういう恵まれた環境にいながら、アジアでくすぶっている原因はどこにあるのかを良く考えてみる必要がある。

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