15日夜に行われた広州アジア大会サッカー男子決勝トーナメントで、中国は0:3で韓国に敗れ、準々決勝進出を果たすことができなかった。
サッカー男子中国は、今大会で日本と韓国に、いずれも0:3で敗れた。しかし、両試合を比較すると、対日本戦では、攻撃・守備ともにそこそこ戦ったが、対韓国戦では、最初から最後まで韓国に圧倒されっぱなしだった。試合後、孫衛監督も選手も、開口一番「韓国との実力の差」を口にした。試合を通して5回放った中国のシュートのほとんどは、精度を欠いたロングシュートに終わった。一方、韓国のシュート数は中国の2倍で、その威力も凄まじかった。
中国の選手は全員、1989年以後に生まれた若者たちばかりだが、その多くは国内スーパーリーグとプレミアリーグの主力メンバーだ。これに対し、日本と韓国の選手の多くは、大学生やリーグの補欠選手が中心だった。試合実践力は中国が一枚上であるはずだが、グラウンド上では、相手を抜くより不利な場面の方が多い中国だった。
「人民網日本語版」2010年11月16日