台北では夜市が最も有名な「看板」だ。文化路の夜市、垂楊路の夜市、流しの夜市、饒河街の観光夜市などが有名で、それぞれの夜市が特徴を持っている。
台湾の民間には「宵夜」や「夜点」といって夜に夜市で軽食をとる習慣がある。食べる量は多くはないが、美味しさを追求している。このため台湾の数々の都市にはみな「夜市の屋台」が集中したエリアがある。各都市の夜市の屋台はそれぞれの特色ある味や看板の名物がある。台北の夜市は台湾の屋台の縮図と言えるだろう。
台北は台湾の政治、経済、文化の中心で、台湾で最も賑やかな大都市だ。外部からの人口流入にともない、軽食の種類も増え、様々な名物が並んでいる。どんな地方の有名な名物も台北の夜市に根付き、この都市で外部からの移民たちに心の故郷を提供している。台北の夜市の屋台をめぐれば、台湾の名物の概要をつかむことができる。
台北の名物店は主に出稼ぎ労働者を対象とした円環夜市、映画愛好家を対象とした中華商城夜市、参拝客を対象とした竜山寺夜市、国外で有名な華西街夜市、学生が多く訪れる士林夜市、永和豆乳で有名な永和夜市、デパート客を目当てとしたビル内の夜市などがある。
「人民網日本語版」2010年11月18日