コスタリカで最大発行部数を誇る日刊紙「ラ・ナシオン」は6日、今年コスタリカで最も影響を与えた人物ランキングを発表、その中にコスタリカ国立競技場を建設した中国人建設労働者の名前があった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同紙が選出した今年の人物24人のうち、中国人建設労働者は10位、入選者の中で唯一のグループだった。
「ラ・ナシオン」によると、中国人建設労働者は20カ月間にわたり、持ち前の勤勉さ、高い効率、高度な組織規律性により国立競技場を完成させた。同プロジェクトのピーク時には中国人建設労働者750人が参加、現在も約170人が現地に駐在している。競技場がコスタリカ側の管轄となった後も、労働者30人がメンテナンスの責務にあたる。
同紙はこの20カ月で、コスタリカ国民は中国人労働者に対する見方が変わっていったと報じた。
コスタリカ国立競技場建設プロジェクトは中国政府の支援を受け、安徽外経建設集団有限公司が受注。工期は23カ月で、来年3月に引き渡される。
「人民網日本語版」2010年12月8日